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Q聖書は本当に信頼できるの?

A.聖書という言葉を聞いた時に、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょう?

 

 「クリスチャンが使っている本だろ?」

 「辞典みたいに分厚い本だね。」

 「作り話や神話が乗っている本でしょ?」

 

・・・など色々なイメージが出てくると思います。

 

 聖書は確かにキリスト教を信じるクリスチャンが使っている本ですし、分厚い本なのですが、単なる作り話や神話が書かれた本かというと、実はそうではありません。

 

 聖書の中には、

 

「聖書はすべて神の霊感(息吹)によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。」

(Ⅱテモテの手紙3章16節)

 

と書かれています。

 

これは、聖書自体が、「聖書は単なる作り話ではなく、本当の神様の言葉が書かれている本ですよ。人間にとってとても大切で役立つ事が書かれているんですよ。」と主張しているのです。

 

 聖書がこのように主張しているということは、聖書は、

 

①神の言葉を騙る信頼できない嘘つきな書物

 

であるか、あるいは、

 

②本当に神の言葉が書かれている信頼できる書物

 

のどちらかであるということになります。 

 

 では、聖書が信頼に足る書物なのかどうかを見ていきたいと思います。

 

 


聖書の信ぴょう性

 聖書の信ぴょう性を検討する際には、色々な材料がありますが、今回は、聖書に書かれている「預言」について見ていきたいと思います。

 

 預言とは、簡単に言うと、人間に対する神様からのメッセージを言います。預言者などが神様から言葉を「預かって」人々に伝えたことから、このように言われています。

 

この中には、この世界で起きることを神様があらかじめ人間に教えてくれる「予言」というものも含まれていました。

 

 もしも、聖書が神様の言葉であるならば、間違いはないはずですので、この預言が一つでも外れていれば、聖書は即神様の言葉ではないということになります。

 

 さて、預言には色々なことに関するものがあるのですが、その中に、「イスラエル」という民族に関する預言があります。

 

 イスラエル民族は、神の民として神様から特別に選ばれた人々で、律法という特別な規則を神様から与えられていました。

 

 この律法は、もし守るならば神様からの祝福が、もし破れば神様からの呪いが彼らに与えられるという厳粛な規則でした。

 

 ところで、その中に、「神様の前に罪を犯すならば、その罰として、国が滅ぼされ、世界中に散らされる。」という預言があったのです。

 

『もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、私が今日あなたがたに命じる、主のすべての命令と掟を守り行わないなら、・・・主は地の果てから地の果てまでのあらゆる民の間にあなたを散らす。』

(聖書 申命記28章15,64節) 

 

 この預言は紀元前約1410年頃にされたものでした。

 

  さて、この預言は、約1480年後の紀元70年に彼らの国が滅びることで実現しました。

 

 当時地中海の覇権を握っていたローマ帝国の攻撃により、イスラエル人の国は滅ぼされ、彼らは世界中のあらゆる国に散らされてしまいました。

 

 そして、それ以降1878年間、彼らは自分たちの国を持つことができなかったのです。

 

 こんなに長い期間国を持っていない民族は、通常周囲の国民と同化し、その民族の歴史は潰えてしまうでしょう。

 

 しかし、イスラエル人たちは民族としての個性を失わず、この1878年にも及ぶ期間を、多くの困難(ナチス・ドイツによる大迫害(ホロコースト)など)がありながらも、残り続けたのです。


イスラエルの建国

 さて、神様は、イスラエル人への呪いの預言とは別に、「散らされたイスラエル人がまた世界中から集められる。」という預言もされていました。

 

『主は国々のために旗を揚げ、イスラエルの散らされた者を取り集め、ユダの追い散らされた者を地の四隅から集められる。』

(聖書 イザヤ書11章12節)

 ※イザヤ書は紀元前700年頃書かれたものです。

 

 『わたし(神様)はあなたがた(イスラエル人)を諸国の間から導き出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く。』

(聖書 エゼキエル書36章24節)

 ※エゼキエル書は紀元前550年頃書かれたものです。

 

  これらの預言は、1948年に実際に彼らが集まり、イスラエルという国を建国したことで実現しました。

 

 そして、それから70年以上が経過した現在も、この国家は存在しているのです。

 

 一度ならず、二度も国を滅ぼされ、そして長期間国を持てなかった民族がこのようになることが偶然あり得るでしょうか?

 

 また、それが数百年前に預言されていたとするならば、大変驚くべきことではないでしょうか?

 

 さらには、これらの預言は聖書の預言のほんの一部に過ぎず、他にも、聖書には数多くの預言が数百も記され、しかも、驚くべきことにそれらがたったの一つも外れることなく、ことごとく実現しているのです。

 

 これらのことから、聖書は、ただの本ではなく、間違いなく神様の言葉であり、信頼できる書物であると言えます。

 

 ぜひ、聖書を開き、そこに書かれている神様からのあなたへのメッセージをお受け取りください。

   

『聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと義の訓練のために有益です。』

(聖書 Ⅱテモテ3章16節)


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